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MMとMCカートリッジの差 [カートリッジ・シェルリード線]

レコード再生に拘っていくとMMよりMCカートリッジと昇圧トランスやヘッドアンプを使った再生の方が音質が良いというイメージを植え付けられる。
MMはDJ用が主流だし高価なMMカートリッジでも音質はフォノアンプに依存するのでなかなか評価がしにくい。

TRV-EQ3SE A.k.premiumとMM Expander AFE-10での組み合わせはAFE-10の調整によりV15TypeⅢ、MG-3605どちらも互角の再生が得られている。

特にWhitney Houston、Karyn White、Blu Cantrellのようなジャンルでは他のMCカートリッジ(SPU #1E、光悦、 MODEL 501Ⅱ)と聴き比べても再生表現の違いでしかない。
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流石にクラッシックや澄んだ高域の女性ボーカルでは差が出てしまうが....
最近はシステムのチェック以外にクラッシックなんて再生しないしね~(笑)

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CHUDEN MG-3605  [カートリッジ・シェルリード線]

ADC MC1.5の針を折ってしまった(-_-;
設置場所の悪いYSA-1周辺を気を付けていたが残念。
原因はYSA-1のリフターが経年劣化で上がりきらず、知らずにアームを移動したため針先に無理な力が掛かった(^^;

次のカートリッジは手持ちで賄うことも出来るが最近のカートリッジ事情を検索。
有名ブランドは軒並み値上げになっているが以前から気になっていたメーカーがある

株式会社 中電

オーディオ全盛期は作り手のやりがいの搾取により良いものを安く手に入れることが出来ていた。
今はその反動と業界の縮小で適正価格以上になっている?
次の候補は今も尚遣り甲斐で頑張っているメーカーの物を試してみたい。

何かのオーディオショウで見たことはあったが、安い物は音もそれなりとスルーしていた(^^;
今になってこの価格設定は嬉しい(笑)

試してみないと分からないのがオーディオ。
それを使いこなしより良く鳴らすことを追求するのもオーディオ。

MG-3605:高出力MMカートリッジ(丸針仕様)
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形式:ムービングマグネット型(MM)
針先:ダイヤ接合楕円針・0.3x0.7ミル
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出力電圧:7.5mV/1KHz(5cm/s)
周波数特性:20~20KHz
チャンネルバランス:1.5dB以下
セパレーション:25dB以上
負荷容量:47KΩ
静電容量:200pF
推奨針圧:2.5g
自重:5.8g
交換針:CN-3675
¥14,300(税抜価格 ¥13,000)
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YSA-1のシェルチップをネジ止め仕様に変えたがカートリッジによってピンの太さが違い微調整が必要になる(-_-;
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相変わらず面倒なアーム調整。

針圧は2.5gで扱いやすい。

MG-3605 出力電圧:7.5mV/1KHz(5cm/s)
V-15TypeⅢ 出力電圧: 3.5mV(1kHz、5cm/s)
MP-500H 出力電圧: 3mV (5cm/sec)
と他のMMカートリッジより2倍以上の出力の差がある。

第一印象は中域が充実した元気が良い音。
V-15TypeⅢ VN35MRB(BASIE MODEL)との聴き比べでは透明感に差が出るが、それでダメだしするような音でもない。
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このカートリッジを生かせる音源探し。

◆MG-3605:高出力MMカートリッジ(丸針仕様)
「これぞMMカートリッジ」パンチ力とグルーブ感、繊細さのバランスを追求! 
現在市販されているMMカートリッジの中で最高出力の部類となります。
高出力ながら、ダイヤモンド楕円針を採用し各部の調整でMG-3605に較べてより高域特性を伸ばす事に成功。
中低域のパンチ力を損なうことなく全体のバランスをとっているため、より繊細な音を表現できます。
最近のMMカートリッジに物足りなさを感じている方はもちろん、MC派の方にも勧めします。

この謳い文句を読んで選んだのが80年代MTVで流れていた音楽。
『フラッシュダンス』『フットルース』『トップガン』のサントラをV-15TypeⅢ 並みにゴキゲンに再生する。

パワーがある分 透明感は後退するが価格と使いやすさを考えればYSA-1の常用として合格。

それよりアームリフターをどうにかしないと(^^;

調べたらこのプレーヤーに使っている針は中電製のようだ。

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ZYX R50 Bloom 再掲(2010年) [カートリッジ・シェルリード線]

閉鎖する「PHILE WEBコミュニティ」製品レビューの再掲

ハイエンド入門
  
ハイエンドとなると海外製品が主流だが、唯一日本製のシェアが高い分野がある。
それはMCカートリッジ。
光悦の海外での成功から他のメーカーも追従していったのかな。

ZXYもその中の一つのメーカーで国内より海外の方が有名のようである。
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パッケージは日本製を意識してケースに枡を使い巾着で包んである。
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製品コンセプト&テクノロジーの詳しい説明書も添付されこれも日本的?
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カンチレバーが非常に細くノイズは殆ど拾わない。
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音の印象としてはタメが無くストレートに鮮度の高い音が湧き出て音の切れもよい。
ワイドレンジで高域を少し強調した感じ。
低域も量感は無いがかなり下まで沈み込む再生をする。
ZXYでは一番安いカートリッジだが、個人的なイメージとしてこのカートリッジは音楽性なんて二の次でまずレコードに刻まれている情報を全て掻き集め、それ以降のフォノイコや取り回しで音楽性を付け加えれば良いとおもった。

ジャンルを選ぶが嵌れば非常に魅力的な再生をする。
だが使う環境によってかなり音が変化するのでこのカートリッジだけの評価は難しい。

C22のフォノイコにUTCトランスを繋いだ場合は高域に癖が出てイマイチだった。
最終的にはTRV-EQ3SE/A.k premiumのMC2入力でベストマッチした。
クールで無機的な音を球のフォノイコ+MCトランスで温度感、情感、情緒を上手く加えることが出来たと思うが、これがZXYが意図している音かというと分からない(^^;

50年代のジャズ以外ならかなりハイレベルな再生をする。
特にクラシックや最近の録音の女性ボーカルは今まで使っていたカートリッジとは違ういかにもハイエンドな音。
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2014.07 追記
このレビューはGT-2000標準アームを使っての感想でトーンアームを変えたところ上記の音質、表現ともに全く変わりました。
当然他のプレーヤーでの評価も全く変わると思いますのでこのレビューを真に受けないでください。

このレビューも2010-9-16とOYAIDE MJ-12と同時期だった(^^;
今読み返すと....

間違って書いていたとは思っていないが.....

再生環境、使いこなし、“聴く耳”の経験値で評価が変わることを痛感する(^^;

GT-2000のトーンアームをSONY PUA-9からYA-39に戻しこの製品レビュー通りの音に戻ったかと問われると.....

ちょっと違う(笑)



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NAGAOKA MP-500の近況 2020.08 [カートリッジ・シェルリード線]

決して音が悪いわけではないが、他のカートリッジの存在もあり、なかなか常駐できなかったがようやく好みの再生表現をする組み合わせが見つかった。
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2013年導入だから納得のいく再生が出来るまで7年かかったが....(^^;

単なる自己満足の世界であるが、常に新しいものを追い求めなくても手持ちの組み合わせを工夫すれば新しい発見があるのがレコード再生の面白いところ。

数年後また違う組み合わせが見つかる可能性もある(笑)


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シェルチップの試作 Part3 [カートリッジ・シェルリード線]

ハンドメイドなので同じものを効率よく作る工程と適当なネジのサイズを暗中模索。
数をこなすことで問題点と新たな発見もある。

1からシェルリード線を作るのは大変なので手持ちのリード線のシェルチップのみ交換してみた。
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オーディオ工房特製、VAN DEN HUL、THERMAXのシェルリード線完成

試聴は....

収入の心配がなければもっと自粛していたいな(笑)


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シェルチップの試作  Part2 [カートリッジ・シェルリード線]

頭で考えるより実際に手を動かして作ることで更なるアイデアや問題点が分かってくる。
作り方の手順や加工のコツを得るには何個も作っていくしかない。

試作2号はヘッドシェル側も同様のシェルチップでリード線は102SSCを使い製作。
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しかしヘッドシェルによっては干渉して装着できないことがある(^^;
とりあえず装着可能なヘッドシェルを選ぶが熱収縮チューブの厚みで結構ギリギリ。
もう0.1mmの世界(笑)
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カートリッジはAT33PTG改
絶縁は問題なく心配したハム、ノイズ等は出ないことを確認。
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ダメにしても落ち込まない針先を修理したAT33PTGでの試聴だがこれがなかなかイケル(笑)
ネジでの固定により0.6mmの極細リード線でもストレスを与えることなく装着できる。

これでようやくシェルリード線の比較試聴が出来る目処がついた。

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VOTTA7式(笑) シェルチップの試作 [カートリッジ・シェルリード線]

趣味としてのレコード再生が復活し新しい技術導入の新製品が登場しているが、技術が進歩しても旧態依然のままで進歩のないアクセサリーがシェルチップ。
シェルリード線を何本か自作したが細い線材では初回の交換は問題ないが何度も交換すると断線させてしてしまう(-_-;
かしめる圧を加減し抵抗を無くすように調整すると接触不良やノイズの原因になったりもする(-_-;

以前からこの部分を対策したシェルチップを考えていたがようやく出来そうなアイデアと部品の調達ができた。

かしめるのではなくネジで固定する(笑)
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1㎜弱のシェルリード線でも負荷をかけることなく装着、脱着が出来る。
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これでシェルリード線の比較試聴も楽になるかな。
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あとはもう少しスマートで作りやすい形態を模索していく。


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VN35MRB(BASIE MODEL) [カートリッジ・シェルリード線]

最近のJICO交換針が面白い。
前回は黒柿のカンチレバーで作られたVN35 KUROGAKIを入手したが、今回はジャズ喫茶ベイシー 菅原正二氏監修のV15 TypeⅢ用交換針。
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オリジナル同様針圧:0.75g~1.0gで他の互換針より軽針圧になっている。
カンチレバーはアルミで針先はマイクロリッジチップ

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オリジナル針での比較試聴は以前したことがありオリジナルに似せてチューニングした最終型がMG10+V15TypeⅢ+VN3G+オーグライン Compeとなっていた。
今はVN3Gを折ってしまいVN-35HE仕様(^^;
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これを基準にVN35 KUROGAKIに使っていたツゲ材のヘッドシェルの組み合わせにVN35MRBを組み込む。
HS-3+V15TypeⅢ+VN35MRB+純銀線(金メッキシェルチップ)
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プリアンプはC22のPhonoでの試聴

VN35 KUROGAKIは音質よりも遊び心を優先したものだったが、こちらは納得のピュアオーディオ仕様。
ヘッドシェルの重量と針圧0.2gの差がそのまま出ている感じで軽快でハイスピードなVN35MRBに対しVN-35HEは重厚だが重すぎず音楽のタメをうまく表現できる。

同じカートリッジでも針先、ヘッドシェル、シェルリード線の違いでここまで表現が変わるレコード再生の怖さと面白さ(笑)

評価は使い手のスキルに委ねらる(^^;
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カートリッジのケースは使い道のないものが多いがレプリカの木製箱は互換針を3本収納でき針先だけを交換できるMMカートリッジならではの用途に使える。


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バリレラ VRⅡの針交換 2回目(-_-; [カートリッジ・シェルリード線]

TTS8000の修理中はHT-840のVRⅡは外しNAGAOKA MP-500でステレオ再生が出来るようにしていた。
修理から戻り再びモノラル専用にしようと針圧調整中にまた1milのスタイラスチップを飛ばしてしまった(-_-;
暫く0.7milで再生していたが1milを手に入れることが出来たので針交換。
オリジナルの交換針なんてもう無く互換針だがそれも以前とは違うメーカーの物。
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まあ有るだけ良い位だがダンパーの色が違っていたりする。
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劣化はしていなそうだがビビるようならαゲルを挟む予定。

セッティングして再生すると早速ビビる(笑)
ただこれはカンチレバーが若干曲がっていて本体に擦れているのが原因。
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指で正中になるよう微調整するとビビりは無くなった。


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ハムノイズの原因探し [カートリッジ・シェルリード線]

普段HT-840のメインアーム AC-3000MCにはモノラル専用としてバリレラを使っているがTTS-8000修理中はNAGAOKA MP-500でステレオ再生が出来るようにした。

久々のMP-500だが暫く再生していると片チャンネルの音が出なくなる(^^;
接触不良かと思いシェルリード線を確認し問題無さそうなので再び再生すると直ってたりする。
ところがまた暫くすると音が途切れる(-_-;

シェルリード線の接続具合を指で確認しようと触ってみるとブ~ンという音が.....

更にトーンアーム自体を触ってもハムノイズが乗る(^^;

原因は自作シェルリード線のアースかー!

MMカートリッジはMCよりも高いインピーダンスなので誘導ハムを拾いやすい。

不完全なシールド処理の自作リード線と金属製のヘッドシェルが怪しいので、市販のリード線とヘッドシェルは木製のLH-8000に変更。
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無事ノイズは無くなり安心して聴けるようになった。

さあここからまたどう弄っていくか....(笑)


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