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ZYX R50 Bloom 再掲(2010年) [カートリッジ・シェルリード線]

閉鎖する「PHILE WEBコミュニティ」製品レビューの再掲

ハイエンド入門
  
ハイエンドとなると海外製品が主流だが、唯一日本製のシェアが高い分野がある。
それはMCカートリッジ。
光悦の海外での成功から他のメーカーも追従していったのかな。

ZXYもその中の一つのメーカーで国内より海外の方が有名のようである。
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パッケージは日本製を意識してケースに枡を使い巾着で包んである。
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製品コンセプト&テクノロジーの詳しい説明書も添付されこれも日本的?
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カンチレバーが非常に細くノイズは殆ど拾わない。
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音の印象としてはタメが無くストレートに鮮度の高い音が湧き出て音の切れもよい。
ワイドレンジで高域を少し強調した感じ。
低域も量感は無いがかなり下まで沈み込む再生をする。
ZXYでは一番安いカートリッジだが、個人的なイメージとしてこのカートリッジは音楽性なんて二の次でまずレコードに刻まれている情報を全て掻き集め、それ以降のフォノイコや取り回しで音楽性を付け加えれば良いとおもった。

ジャンルを選ぶが嵌れば非常に魅力的な再生をする。
だが使う環境によってかなり音が変化するのでこのカートリッジだけの評価は難しい。

C22のフォノイコにUTCトランスを繋いだ場合は高域に癖が出てイマイチだった。
最終的にはTRV-EQ3SE/A.k premiumのMC2入力でベストマッチした。
クールで無機的な音を球のフォノイコ+MCトランスで温度感、情感、情緒を上手く加えることが出来たと思うが、これがZXYが意図している音かというと分からない(^^;

50年代のジャズ以外ならかなりハイレベルな再生をする。
特にクラシックや最近の録音の女性ボーカルは今まで使っていたカートリッジとは違ういかにもハイエンドな音。
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2014.07 追記
このレビューはGT-2000標準アームを使っての感想でトーンアームを変えたところ上記の音質、表現ともに全く変わりました。
当然他のプレーヤーでの評価も全く変わると思いますのでこのレビューを真に受けないでください。

このレビューも2010-9-16とOYAIDE MJ-12と同時期だった(^^;
今読み返すと....

間違って書いていたとは思っていないが.....

再生環境、使いこなし、“聴く耳”の経験値で評価が変わることを痛感する(^^;

GT-2000のトーンアームをSONY PUA-9からYA-39に戻しこの製品レビュー通りの音に戻ったかと問われると.....

ちょっと違う(笑)



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