MCカートリッジの修理 AT33PTG編 [カートリッジ・シェルリード線]
昨年久しぶりAT33系の音を確認したくなり中古で手に入れたAT33PTGだったが...
ほんの一週間足らずでスタイラスチップを引っかけて飛ばしてしまった(-_-;
SHELTER MODEL 501Ⅱを導入したばかりだったのでこれも放っておいたのだが、今回これを修理する。
実はDL-103の修理はあくまでも予行練習であったのだ(笑)
作業環境での注意点や手順の確認ができ結果も良好だったことから続けて作業する。
ただDL-103とは修理方法が異なる。
AT33PTGのカンチレバーはボロンでパイプの穴は開いていない。
ネットで検索するとアルミパイプのカンチレバーを持つ交換針を使いボロンのカンチレバーに差し込む方法があった。
更に検索するとAT100Eがアルミニウムパイプのカンチレバーであることが分かった。
安いカートリッジは針先もそれなりで価格相応というか雑だ(-_-;
針先のランクとしてはかなりグレードが下がってしまうが、リスクを考えれば音が出るだけでも良しとするしかない。
交換針のATN100Eを入手しカンチレバーの根元から切断。
切断時に潰れたパイプを修正しボロンのカンチレバーに差し込み固定。
ヘッドシェルにオルトフォンのLH-8000を使ってみる。 前回AT33の派手さを抑えるのに有効だったが針先とカンチレバーが変わってどうなるか?
シェルリード線はAT-OC9/Ⅲのオマケで付いてきたPCOCC線。
試聴....
音は出る(笑)
左右のセパレーション、定位は....
問題なし。
音質は....
針先のチープさを見た時は不安だったが特に安っぽい音はせず、まだ詳細な比較試聴はしていないがピュアオーディオとして楽しめる音質は維持している。