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センタースピーカーの遍歴 2015 [シアター]

私がホームシアター(当時はこんな言葉も無かった)を始めたころはまだ映画でもステレオがメインでサラウンドの定義は曖昧だった。
暫くしてドルビーサラウンド(2.0chステレオ→フロント2chとリア1ch)が登場。
その後
ドルビープロロジック(アナログ) 2.0chステレオ→4.0ch疑似サラウンドになり、
1986年にYAMAHAからDSP-1が登場して以降2.0chステレオに6本のサラウンドスピーカーを使っていた。
そして、
ドルビープロロジックII (2.0chステレオ→5.1chサラウンドに拡張)
ここでセンタースピーカーが登場する。
100インチのプロジェクターを導入してからスピーカー間が広がり中抜けするのを補うものですぐに導入した。
しかし思ったような音にはならず...

ALTEC A7導入。
たった2本のスピーカーがメインを含め8本を使ったサラウンド環境を蹴散らした(笑)

暫くはフロントA7 リア2chのサラウンドで楽しんでい

それから数年後
ドルビーデジタルの登場。

LDがDD対応になりPIONEER SP-D07を導入した。
これはセンターなしでもセンターの音量調整が出来音も良かったがファンノイズが酷かった。
その後dtsでも試聴したくなりAVアンプを変えたがこれにはセンターの音量調整する機能が無かった(-_-;


現在のセンタースピーカーの使い方はどうも勘違されている感じがする。

ドルビープロロジックIIでは2.0chステレオ出力を5.1chサラウンドにするものでセンターは特にフロントと同じ大きさでなくてもよくこの頃の5.1chのセットとしてはセンタースピーカーが小さくてもよかった。

しかしドルビーデジタルになり始めから5.1chに出力が振り分けられているとセンタースピーカーがメインとなりそれなりの大きさが必要になってくる。

だが現実にはドルビープロロジックII時代の名残りでメーカーは小さいセンタースピーカーを平気で作り続けている(-_-;
置き場所も苦労するので入門者は当然のように小さいセンタースピーカーを選ぶ(^^;
5.1chの映画を見る場合いくら立派なフロントスピーカーがあってもそこからは一番大事なVoiceは出てこない...

5.1chになってから今までセンタースピーカーの導入は挫折の繰り返しである。

2005年 ALTECの20cm同軸409-8Eを組み込んだセンタースピーカーを作ってみたが
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1個でダメならもう1個追加して

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納得できる音にはならず結局ミキサーを使ったセンター無しの状態が続く(^^;

2010年 CLASSIC PRO CP15Nを導入し再度センタースピーカーの構築を始める。

1インチ コンプレッションドライバー+ホーンと15インチウーハーの組み合わせはブランドは違うがA7と同じ構成。
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当然そのままで満足できる訳でもなくすぐに内蔵のホーンユニットを外してエンクロージャーの上に置く。
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ホーンを大型に変更。
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1インチドライバーから1.5インチドライバーにグレードアップ
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ウーハーをALTEC 416Aに換装
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ホーンをA7と同じ511Bに変更
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ドライバーをALTEC 288-8K に変更
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1インチホーンの511Bから1.4インチドライバー288-8Kを繋ぐ変換アダプターを手に入れる。
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可動型への改造
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マルチアンプでの環境もチャンデバはdbx DriveRack PXからBEHRINGER DCX2496へ
使用アンプも現在は中高域KT88、低域300Bを使ったTU-8300Rになったが....

まだまだ終わりが見えない(-_-;



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