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『インターステラー』 [シアターソフト]

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新たな居住可能惑星を探すためにワームホールを通って旅をする宇宙飛行士のチームとその父娘が描かれた映画。
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コールドスリープで惑星間移動し探査するのに「必ず、帰ってくる」なんてフレーズを読むと『ゼロ・グラビティ』のようなツマラナイ映画なのかなーと思ってしまい届いてもすぐに観る気にはなれなかった(笑)


しかし観始めたら止まらない久々のSF大作。
長い映画なので一回観ただけでは把握しきれず観直すたびに上手い事話を繋げているなーと感心する。
検索すれば詳しいインプレッションが沢山出ているのでここでは簡単に....

ツッコミ所は色々あるがエンターテイメントとして楽しく観れる。

『オブリビオン』のようにスタジオのセットを取り囲むようにスクリーンを配置しプロジェクターで背景を投影し、更に比較的大きな模型を作っての撮影はよりリアリティが出ている。
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何より理論物理学者キップ・ソーンが科学コンサルタント兼製作総指揮を務め今までの空想から理論的な数値を入力して出来上がったコンピューターシミュレーションを元にした映像は今後他の映画やアニメにも影響を与えるだろう。
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音も非常に凝っていて5.1chのサラウンドはセンタースピーカーの能力を曝け出す。
特にフロントとセンターのスピーカーとしての格差が大きいほど、轟音の中でのセンタースピーカーから出る会話は情けない音になりやすい(-_-;
それだけフロントからのサラウンドが凄く、それに見合うセンタースピーカーが必要になってくる(^^;
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最近の自動音場補正機能がどの程度のものかは知らないが以前試したときは測定した値を数値的にフラットにするだけの薄っぺらい音になってしまうので使い物にならなかった。
現在は耳だけでのバランス調整だが、経験から全てのチャンネルの音圧を均一にする事はしない。
フロントスピーカーを基準にセンターは10%増し、リアサラウンドは5%減というふうに映画のセリフがよく聞き取れる事を優先しセンターモノラル+6サラウンドといった感じで調整する。

フロントスピーカーからもセンターの音声が混じっているソフトの場合それ程問題ないが、『インターステラー』のようなフロントにしかセリフが入っていないソフトの場合は更にセンターの音圧を上げて強調する必要がある。
イコライザーで調整できれば尚良い。

マルチチャンネルのサウンドバランスを調整するのに『インターステラー』は最高のソフトだ。
その設定値は他のソフトでも有効で今まで以上に充実した表現が出来るようになった。



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