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High Resolution Part2 [オーディオ digital]

最近はハイレゾという言葉だけが独り歩きして当初のハイスペックを謳った規格もサンプリング周波数および量子化ビット数のうちどちらかがCD-DAスペック(44.1kHz/16bit)を超えていればハイレゾリューションであるとザル状態(笑)

昨年TASCAM DA-3000を導入してハイレゾなるものの再生が出来る環境にしたが....

始めの半年ぐらいで飽きてきてその後ダウンロード音源は購入していない(-_-;

わざわざダウンロードして管理するのはやはり面倒だ。
かと言ってCDやレコードを録音して再生するのはもっと面倒(笑)

元々は手持ちのDVD-Audioのデータを生かすため導入したもので、最新のフォーマットでも再生できる環境を構築することに後悔はしていないが....

せっかくワードクロック・ジェネレーター(ART SyncGen)まで追加しても変化は極僅か(^^;
稼働率も低い。
もうちょっと何か使い道が無いかな~と考えていたら...


....あった!
 
アップサンプリング機能付きCDトランスポート SWD-CT10
ワードクロック(44.1kHz~192kHz)~外部クロック同期動作が可能
(外部クロック同期時の出力サンプリングレートは外部クロックと同周波数にて変換)

今まではCDのデータを一度リッピングしてからアップサンプリングして再生していたが、このトラポは直接アップサンプリングしてDACに出力する。
更にワードクロック・ジェネレーターでDACとの同期も確実にできる。

これは面白い!

DACはDA-3000を使えばいいし....この値段なら二台目のCDプレーヤーとして遊びで試せるか(笑)

筐体は価格相応。
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ドライブはTEAC製
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最大の欠点はリモコンが無い事(-_-;

サンプリングレートはART SyncGenに同期するので本体で切り替える必要はない。
問題はDA-3000の方でこちらは一々サンプリングレートを変更する必要があるので使いにくい。
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元々がレコーダーでDACとして使うこと自体がイレギュラーなのだから仕方がないが。

XP-DA-1000とは外部クロックと同期出来ないが48kHzにも対応しているので、44.1kHzのModel3と48kHzのSWD-CT10とを比較をしてみた。
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結論としてはサンプリングレートを上げて小細工してもトランスポートの基本性能が勝る。


更に
Model3+XP-DA1000 44.1kHz
vs
SWD-CT10+ART SyncGen+DA-3000 192kHz
でも僅差だが物量を投入してあるModel3+XP-DA1000が勝る。
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この価格でXP-DA1000に近い音が出せてコストパフォーマンスが高い!と取るか、オーディオでは技術が進歩すれば安くていい製品が出来るなんて思うのは妄想であることを再確認するか(笑)

次にSWD-CT10+ART SyncGen+DA-3000でのサンプリングレートでの違いが音質に表れるのか?
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正直これほど変わらないとは思っていなかった(笑)

全く同じとは言えなくてもどれが勝っているかの判断は出来ない。
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自分のシステムでは44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzを切り替えて選択する意味が無い(-_-;
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安物のDAC、ワードクロック・ジェネレーター、ケーブルを使っているから?
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シェルリード線の違いの方がまだよくわかる(^^;

デジタルを恨んではいないが....


ツ・マ・ラ・ネ・ー(笑)

まあ元々が44.1kHz/16bit 640MBのデータをアップサンプリングして数GBに肥大させても無駄だという事が分かっただけいいか?

横着せずにCDPのアナログ出力をDA-3000に入力し24bit 192kHzかDSD 5.6MHzで録音した方が確実に音が良くなる。

現状でそこまでする気力は無いが(-_-;

Model3+XP-DA1000の場合はDACが暖まっていないと同期が外れて音が途切れる事が多いので前座としての使い道はある(^^;

この時期はレコード再生よりCDの稼働率が高く安い輸入盤CDが秘かに増えている(笑)



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