センタースピーカーの重要性

センタースピーカーの有無については色々論議されているが、やりもしない、出来もしない環境の人が蘊蓄や可能性を云々するだけの内容に辟易している(-_-;

モノラル（センター）の優位性と弱点は何か。
まず音像がスピーカーより前に出て奥行きを感じることが出来る。
しかし音を広げ拡散するのは苦手。

ハーツフィールド、ヴァイタボックス、ALTEC 820等は本来モノラルスピーカーとして作られ部屋の隅に置く構造になっている。
あんな大型のスピーカーでさえ部屋のコーナーを使って音を広げる必要があった(^^;

ステレオの音像もセンターに定位するが当然ながら実在感はモノラルには敵わない。
音場はスピーカー間後方へ展開するのでモノラルより音を広げやすい。

この両者のいいとこ取りをしたのがマルチチャンネルなのだ。
センターの実在感と音場を補完する前後左右のスピーカーの融合。

使用するモノラルスピーカーは1本だけで部屋全体をカバーできる再生能力が必要。

現行品ではKlipsch Heresy IV、JBL 4349辺りが面白そう。
30cmクラスのウーハーであればミキサーでサブウーハーも併用できる。

この規格でセンターを無くしたらどうなる？

決してフロントスピーカー間の中抜けを補うような低レベルな話ではない。
似たような音は出るが全く別物だと気づかない？

オーディオを長くやってきた人ならセッティングでどうにかなる問題ではないと分かるだろに(-_-;