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新 TRV-EQ3SE/A.k premium 12AX7の選別 JJ ECC83MG-TUNG-SOL ECC803S [真空管の備忘録]

前段にJJ ECC83MG 後段にTUNG-SOL ECC803Sに換えたところでようやく「C22のPhono+UA-7045+HS-3+V15TypeⅢ+VN35MRB+純銀線(金メッキシェルチップ)」とは違った魅力ある再生音が出てきた!

NAGAOKA MP-500の端正で落ち着いた音調の中にしっとり感が加わる。
1129.jpg
JJ ECC83MGは低域にキャラがあり前段に持ってきたことで量感に粘りが加わり後段のECC803Sが明瞭度とスピード感を補完している?

他人が聴いたら分からないレベルかも知れないが(笑)
この表現はMullard-BRIMMARでは出せなかったもの。

MMだけでなくMCカートリッジでも同様の音調が加わる。

TUNG-SOL ECC803S、JJ ECC83MGは4本購入した中から更に選別したペアであるのも影響しているのかもしれない。

これで「前段にハイゲインの増幅管を使用し後段はゲインよりも調音を優先した球を選別した方が良いという仮説」は脆くも崩れた?

前段 JJ ECC83MG-後段 PM 12AX7HG
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後段 TUNG-SOL ECC803SからPM 12AX7HGに変更。
ECC803Sでも十分だが更にスピード感が得られた感じ。

だが....

ちょっとキツイか?
音がストレートに出すぎて品が無くなった(^^;
TUNG-SOL ECC803Sに戻すとやっぱりこっちのが良い!

今回の12AX7選別は現行管でどこまでビンテージ管に迫れるかチャレンジしてみた。
10年前はまだNOS管も多くビンテージ管でも現行管+α程度で購入できたが現在は...(-_-;
このブログ自体がビンテージ管の高騰を助長し自分で自分の首を絞めている感じにもなっている(^^;

温故知新

「ビンテージ管を知らずして現行管の評価なんて出来ない!」

μTracer3+のおかげでビンテージ管と似た測定カーブの球を探し、音の傾向を予想しながら選別できる。
取り合えず新 TRV-EQ3SE/A.k premium 12AX7の選別は前段 JJ ECC83MG Gold Pin 後段 TUNG-SOL ECC803S Gold Pinの組み合わせで完結とする。

他の現行管もこれに近い組み合わせがあると思うが当初の目標以上の結果が得られたので一休み。
ビンテージ管の呪縛から解放された新しいTRV-EQ3SE/A.k premiumの音色をしばらく楽しみたい。
既にディスコンのフォノイコだが真空管アンプなら球を選別することで10年経っても新しい発見が出来る。

オーディオ工房製 TRV-EQ3SE/A.k premiumオーナーさん、ビンテージ管と違い現行管で特性のバラツキも少なく安心して揃えられる球として、この組み合わせはお勧めですよー。


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