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μTracer3+による測定 PM12AX7HG [μTracer3+ 12AX7]

PMブランドからは4種類の12AX7が出ている。

12AX7A ノーマル
12AX7HG ハイゲインタイプ(ゲイン約20%アップ) 音を歪ませたい場合に最適
12AX7LM 低ノイズ / ローマイクロフォニック 音をクリアにしたい場合に最適
12AX7T Trustworthy-Valve復刻版 UKトーン

その中の12AX7TをμTracer3+で測定したが予想した特性カーブと違っていた。
だからと言って音が悪い訳でもない。

そこで新たな仮説を検証するために手に入れたのが12AX7HG
1010a.jpg
「音を歪ませたい場合に最適」なんて記載されている球をオーディオ用に選択する人はまずいないだろう(笑)
Tracer3+が無ければ絶対買わなかった。

内部の作りは12AX7Tとは異なり別物
1010b.jpg
今までこの球の存在がハイゲイン(=音を歪ます)という言葉を使うのに躊躇しハイパー等とごまかしていたが、どうしても確認しておきたかった(^^;
1010c.jpg

PM12AX7HGa.JPG
PM12AX7HGb.JPG

プレート電圧(Va)を連続的に変化させた時のIa
PM12AX7HGa_1.JPG
PM12AX7HGb_1.JPG

コントロールグリッド電圧(Vg)を連続的に変化させた時のIa
PM12AX7HGa_2.JPG
PM12AX7HGb_2.JPG

ヒータ電圧(Vh)を連続的に変化させた時のIa
PM12AX7HGa_3.JPG
PM12AX7HGb_3.JPG

予想通り見慣れた測定カーブを示しTUNG-SOL 12AX7/ECC803S GOLD PINSにも近い。

これをどうとるかは.....


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