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ALTEC CENTER 2020仕様   [シアター]

2016年に511B+288-8Kと938-8AEで組み上げたセンタースピーカー。
自分がセンタースピーカーの求める特性は声がメインで中域の充実したもので十分だと思っていた。
しかし映画だけでなく高音質のライブソフトを観るようになると高域の質感が物足りなくなってくる(-_-;
音楽ソフトを気持ちよく再生するよう高域を伸ばす方向でチューニングしていたが、これでは古いモノラルの映画で音が割れるソフトがでてきた(-_-;
録音自体の問題もあるが、小手先の調整では限界を感じ根本的な対策を考える。

目標はセンタースピーカーだけのモノラル再生でもオーディオルーム全体に音楽が響くシステムの構築。
本来モノラル再生では奥行き感は出るが音場を広げるのは難しい。
JBL HartsfieldやVITAVOX CN-191のように元々モノラル用のスピーカーは音を拡散しやすいようにコーナー型にしてあった。
それに比べセンタースピーカーの置き場所は部屋の真ん中、更にスクリーンの下で音を上方向へ拡散させるのは非常に厳しい環境にある。

ALTEC 938-8AEだけでは音像が下に張り付く対策として上方に拡散させる511BホーンにALTEC A5のコンプレッションドライバー(288-8K)を加えたのが2016仕様
2020仕様はこれにスーパーツイーターを追加するアイデア。

モノラルスピーカーにスーパーツイーターの追加なんて聞いたことが無いが(笑)
過去の経験から左右に音を広げるためならスーパーツイーターの追加もアリかな~と。
それもセンタースピーカーの上に置くのではなく耳の高さの位置に左右に分けて使う。

ST-200用スタンドを使えば見た目もちょうど良い感じになる。
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A7の802Dよりも更に強力な288-8Kの109dBに対応できそうなスーパーツイーターは価格的にもTAKET BATPRO2しかなかった。

試しにA7に使ったらガッカリの結果だったが(笑)
流石にST-200をもうワンセット置く余裕はない(^_^;
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音楽性よりも音の拡散が優先なので早速センターチャンネルに接続。
今までセンターチャンネルは2chと5.1Chの切り替えで聴感で調整していたが、今回はフロント、サラウンドのアンプの電源を切り、センターチャンネルだけしか音が出ない状態にしてモノラル再生で調整。
センターチャンネルに歌が入っているソフトは限られている。
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フロントスピーカーに比べ音量が低いと感じていたが、センターのみで音量を上げて再生するとマイクから拾う歌声がちゃんと入っていた。
逆に加工されていない生の歌が録音されているのでバックの演奏が無い状態でのボーカル再生は派手さは無いが新鮮だったりする。
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左右にスーパーツイーターを追加したセンタースピーカーの効果はなかなか良い感じで、粗いホーンの響きが緩和されボーカルもスクリーン上にシッカリ定位する。
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高域だけでなく中低域の締まりも出た。

センターチャンネルスーパーツイーターの追加はフロントスピーカーにも影響するようで繋がりも文句なし。

あとは色々なソフトを聴き込んで調整(楽しんで)していく(笑)


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