TRK-3488 A.k premium(KR KT88仕様)の球の特性を診る。 [μTracer3+]
TRK-3488 A.k premiumはTRK-3488のKITを熟練のプロがオーグラインを線材にコンデンサー等もコスト度外視で組み上げたもので、それを更に自分好みのチューニングしてもらったオリジナルモデル。
球の選別も出力管は現在KR KT88、増幅管は過去の試聴で評価の高かった中からPhilipsを選択している。
マルチアンプの中高域専用として不満もなく使っているがμTracer3+とバイアス電流測定器を使って現在の球の状態を測定をしてみた。
KR KT88
Philips 12AX7
12AX7_1:プレート電圧(Va)を連続的に変化させた時のIaを双極同時に測定
12AX7_2:コントロールグリッド電圧(Vg)を連続的に変化させた時のIaを双極同時に測定
12AX7_3:ヒータ電圧(Vh)を連続的に変化させた時のIaを双極同時に測定
Philips 12AX7はオークションで入手した中古の球で更に10年近く経過していることを考えればこんなものなのか?
左右での音量差は自分の耳では聞き取れない。
バイアス電流測定器を使っての数値もアナログ表示だがほぼ同等。
耳の形も位置も左右対称じゃない自分には気にならないが、ミリ単位で調整する人には真空管アンプは向かないだろうなー(笑)
12AX7の測定はまだ始めたばかりで、この測定結果をどう説明するかは無理だが実際の比較試聴で選ばれた球なので自分の耳を信じる。
ただKT88a,bとPhilips1,2の測定結果を踏まえて左右の12AX7を交代した。
気分的に更に良くなった感じがするが単なる自己満足の世界(笑)