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マイクロフォニック・ノイズ [真空管アンプ]

センタースピーカーホーンの鳴き対策で迷走している(-_-;

映画を観た後、試聴位置から手でパンパンと叩くとホーンからピーンという共振が乗る。
手を叩きながらスピーカーの近づいていくと....

アンプが響いている?

アンプを爪で弾くとピーンと響く(^^;
やはりEL156/Chinaが共振しているのか?

そもそも電源を入れてないときはこんな響かない。
電源を入れてもすぐには響かず通電して温まってくると酷くなることを確認(-_-;

SV-S1616Dのインシュレーターの固定部を制振強化しハネナイトゴムを鳴きやすい底板に貼り付けてみる。
更にEL156/Chinaに直接テフロンチューブを加工して巻き付け制振してみるが.....

多少緩和される程度(-_-;

真空管オーディオ・フェアで真空管に付けるダンパーを探しチューブラジエーターを入手。

序にサンバレーの担当者に今回の現象を尋ねてみた。
キット製作不良による問題ではなく、それはマイクロフォニック・ノイズだよと言われる。

マイクロフォニック・ノイズとは真空管内の電極が振動を拾ってノイズが発生し、それがスピーカーから再生される現象。

出力管だけではなく増幅管でも起こる。
左右差で確認できる場合もある。
解決法は問題となる球を換えるしかないと。

帰宅してまずEL156/Chinaにチューブラジエーターを被せる。
1017d.jpg
通電直後は症状は出ないが試しに増幅管を触ると問題のノイズが現れた(^^;

こっちが原因か~!

考えてみれば響きが気になりだしたのはPinnacle 13D5に換装してからか?

現在SV-S1616D(多極管仕様)は前段Pinnacle 13D5 後段松下12AU7の状態。
前段のみ別の13D5に換えてみると小突いてもノイズが乗らない。
1017a.jpg
13D5はノイズ低減化を最優先に作られた物と思っていたのになー(-_-;

まあこれで問題解決!

増幅管1本でこんな響きが乗っちゃうんだねー。
球が冷えてるときはそれ程でもなく温度が上がって熱膨張で響きやすくなるのか?
丁度映画のクライマックス当たりの大音量で余計増幅されていた訳だ(笑)

スキルアップに繋がる面白い体験が出来た。

同じ13D5を使っているSV-S1616D(300B仕様)も爪で弾いて確認してみたが此方はマイクロフォニック・ノイズは無くて一安心。
1017c.jpg
はじめはEL156/Chinaを疑いチューブラジエーターまで導入したが関係なかった。
それでも遮光対策になるので良しとしよう(笑)
1017b.jpg
センターホーンの制振対策も無駄ではなくA7との繋がりも更に良くなった感じだ。


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