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KR KT88 [真空管の備忘録]

2017年9月15日 KR Audio Electronicsから初のビーム出力管 KT88が発売された。

昨年アブサートロンからKR Audio Electronics社の真空管インテグレーテッドアンプ300BプッシュプルのVA830とKT88プッシュプルVA880が発売されたがKT88はGenalex Gold Lion KT88(ロシア製)が使われていた。

真空管メーカーのプライドとして他社の球を使うのは変だと思ったがやはり自社生産前提で量産が間に合わなかったのか。

KR KT88は、1950年代のMarconi Osram(MOV)の形状および特性を再現したという仕様のオーディオ用ビーム出力管。冷却フィンを強化したニッケルプレートをカーボンコートすることで、50Wの高プレート損出と、低第二グリッド電流(低Ig2)を実現している。

1本1本手作りされているが、他の三極管と比べると質素で物足りない(笑)
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しかし
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Golden Dragon Premium KT88と比べるとその作りの良さはすぐ分かる。
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まあ価格が違うのだからと言われればそれまでだが(^^;

問題はその音の傾向だ。

845、300B、2A3と使ってきて感じたKRの音色がKT88でも得られるのか?
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それを確かめるために買ったとしたら呆れられるかな(笑)


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