ミラノ・スカラ座 『トリスタンとイゾルデ』 [ワーグナー]
数年前BSプレミアムで特番「華麗なるオペラの世界 ミラノ・スカラ座」が放送された時「神々のたそがれ」と共に「トリスタンとイゾルデ」も録画しておいた。
当時は「ニーベルングの指環」を鑑賞するのが精一杯で、あらすじもイマイチ好みでない「トリスタンとイゾルデ」を観る!という気力は湧かなかった(笑)
ただ以前購入したワーグナー生誕200周年記念 『Wagner the Collector's Edition』 6枚組LPボックスには 「ニーベルングの指環」よりも「トリスタンとイゾルデ」の曲が多く入っている。
正直どういうシーンでの曲か、歌なのかレコードでは全く分からないので一度オペラを観なくてはと思っていた。
マルチチャンネルのシアター環境も落ち着き「トリスタンとイゾルデ」がどの程度のレベルで鑑賞できるかようやく試してみる気に....なった。
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
演出:パトリス・シェロー
ヴァルトラウト・マイヤー(ソプラノ/イゾルデ)
イアン・ストーレイ(テノール/トリスタン)
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ/ブランゲーネ)
マッティ・サルミネン(バス/マルケ王),
ゲルト・グロホウスキ(バス・バリトン/クルヴェナール)、他
収録時期:2007年12月
収録場所:ミラノ、スカラ座
実際観るまでイゾルデ役がヴァルトラウト・マイヤーとは知らなかった(^^;
彼女の歌なら鑑賞できそう?
ただ....
正直....
退屈(笑)
5.1chのサラウンドはAACと考えれば良い方か。
マルケ王(マッティ・サルミネン)の歌に以前どこかで聴いたような声だったので調べたらバレンシア・リングで『ラインの黄金』の巨人族 ファーゾルト、『ワルキューレ』のフンディング、『神々の黄昏』のハーゲン役で歌っている。
このオペラの主役はヴァルトラウト・マイヤー
冷めた観かたしかできない自分だが最後のヴァルトラウト・マイヤーの歌は鳥肌が立つほどの熱演で拍手が20分近く続いたのも納得。
一通り観終わって大体のストーリーは把握でき自分にとってこれがスタンダードとなる。
再度『Wagner the Collector's Edition』を引っ張り出しレコードと聴き比べてみようと思うが....
ちょっと休憩(笑)