『井上卓也 著作集』 [オーディオ]
最近のレコードブームは異常な感じがしてちょっと引いている(^^;
このブログにはアナログの記事が多いせいかレコード再生に関するアクセスが多い。
ただ初歩的な事は書いておらず、また自己流の扱い方もあるので鵜呑みにしないでほしい。
自分自身まだ分からない事が沢山ある(笑)
アナログ再生の基礎講座の教科書として以前『良い音とは、良いスピーカーとは? 瀬川冬樹 著作集』を紹介したが追加で『井上卓也 著作集』もお勧めする。
レコード再生だけでなくセッティングやオーディオとの接し方も変わると思う。
昔読んだ本の抜粋集で当時は当たり前だったことだが、最近のオーディオ雑誌には無い印象に残る文章がある。
「オーディオがわかったということは、わからない、ということがわかったということだ。」
「あなたのシステムは50%の音しか出ていない。」
「ほどほどに鳴るから陥る落とし穴」
「使いこなしとは、本来の音を阻害する要因を取り除くこと」
「セオリーにのっとた方法でなければ音の迷路に踏み込むだけだ」
「変化量を体験として蓄積しないと、使いこなしの次のステップには進めない」
この本を読めば無闇にオーディオアクセサリーに走ったり、早急な結果を求め機器を買い替えることが如何にバカらしいか分かるはずだ。