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PM 12AX7T Trustworthy-Valve復刻版 [真空管の備忘録]

以前Trustworthy-Valve復刻版UKトーンとしてGolden Dragonから黄色の三角にTの文字が入ったステッカーが張られたECC83Tの試聴をしたが、Golden DragonだけでなくPM Components社からも出ていた。
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今回PMブランドの12AX7Tを試聴する機会があったのでGolden Dragonと聞き比べてみることにした。
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GDはECC83T、PMは12AX7Tと区別しているようだ。
12AX7Tだと松下と間違えやすいが(笑)

真空管にとって一番のお得意さんは消耗の激しいPAで使うギターアンプ用でオーディオに使われる真空管の量は微々たる物で我々はそのおこぼれを頂戴している(-_-;
メーカーもオーディオ用よりも需要の多いPA用に力を入れるのは当然のこと。

PM Components社とは

ヨーロッパを代表する真空管のスペシャリストである英PM Components社によりギターアンプ用に特別に厳選された真空管です。
 英PM Components社はマーシャルアンプで使われている真空管のほとんどをOEM供給しています。英PM Components社はマーシャル以外にもフェンダーやメサ・ブギーなど多くのメーカーに真空管を供給しています。
 ギターアンプに求められる過酷なスペックを満たす真空管にのみPMブランドが与えられます。シビアな条件を要求するギターアンプには最適です。PMブランドのペア及びクアッドはマーシャル向け真空管と同じセレクション方法にて選別されています

PMブランドからは4種類の12AX7が出ているようだ。

12AX7A
ノーマル

12AX7HG
ハイゲインタイプ(ゲイン約20%アップ)
音を歪ませたい場合に最適

12AX7LM
低ノイズ / ローマイクロフォニック
音をクリアにしたい場合に最適

12AX7T
Trustworthy-Valve復刻版
UKトーン
DSC_4295_732.JPG

GD,PM管共に新品でエージングはされていない状態。
まず
TRV-EQ3SE/A.k premiumで試聴。
現在テレフンケン-BRIMARの組み合わせ。
前段の交換のが球のキャラクターが分かりやすいのでテレフンケンをGDとPMに置き換えてみる。
以前からGD(ECC83T)はsvetlana程ではないがメリハリのきつさが気になっていたがPM(12AX7T)はそれが無くなり滑らかさが出てきた。

若干PMの方が値段が高くTrustworthy-Valve管の中でさらに選別された管がPMブランドになっているのではないかという噂もある。

次に
AKB-120S premiumで試す。 
現在メインはPhilips ECC83を使っている。
以前に試した12AX7の中でも
一聴したPM(12AX7T)の印象はなかなかいい。
現行管ではなかなか出なかった枯れた感じ、うまみが出ている。
GDもいいがPMよりメリハリ悪く言えば角があり音楽を聴かせる滑らかさ音の伸びが劣る
Philipsと比べてもPMががんばっているのが分かる。
現行管ではPM(12AX7T)はベストかもしれない。


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