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12AT7(ECC81)の選別 [真空管の備忘録]

SV-S1616Dの300B、2A3仕様は前段増幅管に1本の12AT7を使う。
前段の増幅管の違いで評価がガラッと変わってしまう事は過去何度も経験している。

今は出力管を生かすも殺すも前段増幅管次第と積極的に球転がし(笑)
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SV-S1616D(300B仕様)は早い段階でVALVOの12AT7に換装し落ち着いていた。
その後BRIMARを手に入れ暫く使っていたが、SV-S1616D(2A3仕様)が安定してくると比較試聴でKR300Bの優位性が無くなっていた(^^;

これはマズイとVALVOに戻したら再び拮抗する音になり一安心。
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SV-S1616D(2A3仕様)にはMullard M8162を使っていたがVALVOに換装してみる。
音色はそれほど変わらなかったがノイズ感はVALVOのが少なく再度Mullardに換装。
たまにノイズが出るのはMullard が原因だったことが分かる(^^;

SV-S1616Dシリーズを3台も作って「バカじゃねーの!」と思われるかもしれないが、球は違っても基本パーツは ほぼ同じなので比較試聴によって不具合の原因が球なのかそれ以外なのかがよく分かるようになった。

その後BRIMARに換装。
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KR300BではイマイチだったBRIMARも2A3仕様ではVALVO、Mullardよりも相性が良い。
やはり増幅管と出力管の選別、組み合わせは実装してみないと分からない。

現在ARCTURUS 2A3を使ったSV-S1616DはKR300B仕様よりキレの良い音を聴かせる。
コリャKR300B仕様ヤバイかなと翌日繋ぎ変え聴いてみると此方もまた違った良い味を出してくれた。
これにKT88プッシュプルのMC275とKR KT88シングルのTRK-3488 A.k.premiumも待機している。
どれも優劣つけ難くローテーションを考えながらその日の気分で切り替えて試聴。

カメラ、レンズ等を何台も所有しそのシーンに合わせて使っている人と同様、私のささやかな贅沢なのだ(笑)


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