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uTracer3+を使った5AR4の選別 [μTracer3+]

uTracer3+による5AR4の測定ではグラフと聴感での評価が一致した。
そこで聴感で評価した当時の日記を読み返し再検証。
試聴に使ったのはSV-S1616D(KR300B仕様)でMullard GZ34を基準に比較。
Mullardから東芝へ換装しての変化、最終的に松下(MatushitaB5AR4)のが良いという結果と
Thoshiba5AR4.JPG
松下300B5AR4.JPG
uTracer3+のグラフを比較すると25VでのIa(mA)の数値が高い方が良いことが分かる。

因みに2本ある松下の5AR4は数値の良いMatushitaB5AR4が新品で購入したものでMatushitaA5AR4は日立、東芝と一緒にジャンク品として入手したもの。
松下2A35AR4.JPG
日立はかなり使い込まれていたのかもしれない。

SV-S1616D(KR300B仕様)にはMatushitaB5AR4を使い、聴感での評価で松下ブランドが良いとしてMatushitaA5AR4をSV-S1616D(2A3仕様)にMullardはSV-S1616D(多極管仕様)に振り分けた。
uTracer3+の測定ではMatushitaA5AR4よりも東芝のが数値的に良い。

ということでSV-S1616D(2A3仕様)の5AR4を東芝に換えてみる。
0314a.jpg
2A3もCunninghamに代わっていて正直違いは分からないが(笑)
0314b.jpg
少なくとも悪くなった印象は無いので測定値の優位な球を選ぶ安心感だけで十分(^^;

整流管は劣化しても音は出るが鮮度は落ちて鈍ってくる。
切れるまで使うのではなく定期的に交換した方が良い。
問題は交換の目安だがuTracer3+があればIa(mA)の数値から交換時期を決めることが出来る。


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