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DA-3000のカスタマイズ Part4 [オーディオ digital]

ART SyncGen ワードクロック・ジェネレーター導入

ハイエンドと安物のデジタル機器の違いは電源部と筐体、各端子にかけるコストの差とその組み合わせから如何に音楽性を引き出すかの最終的なチューニングでの差だと思う。

DA-3000もコストパフォーマンスは高いがその音はハイエンドとは程遠い。

その対策として内部の制振とチタン、Mgネジによる整振。当然電源もアイソレーショントランスを通している。

ただレコード再生と違い音色を変化させる箇所が少なくなかなか思い通り音にならない。

素人の私がこれ以上DA-3000内部を弄っても壊すだけなので(笑)他の対策を考える。

デジタル機器に付き物といえばジッターの問題。

ジッターとはサンプルレートのタイミングのばらつき、変動からくる読み取りエラーのこと。

それを制御するのがクロックジェネレーターだが、ハイレゾの場合CD44.1kHzからさらに上の192KHzまでを同期させなくてはならない。

DA-3000のクロックジェネレーターには精度1ppmを誇るTCXO(温度補償型水晶発振器)を搭載しているが、クロックというものは温度変化に弱く、振動に弱い。更に電磁波などの影響も受けやすく電源の質に非常に敏感とある。

安定した動作には常時通電が望ましい。

つまり1Uの小さな筐体に組み込まれた内臓のクロックジェネレーターを使うより外部から別電源で制御したほうが絶対有利なはず。

但し市販されているクロックジェネレーターは殆んどがDA-3000より高価だ(-_-;

だがDA-3000同様PA機器で探すと安―いワードクロック・ジェネレーターがある。

ART SyncGen

SyncGen(シンクジェネレーター)は正確かつ安定したマスタークロック信号を生成し、デジタル機器に供給します。そのため、システム全体の同期精度が高まり、システム全体のパフォーマンス、音質が向上。デジタルオーディオ機器が持つ本来の性能を引き出します。

サンプルレート(44.1 KHz, 48 KHz, 88.2 KHz, 96 KHz, 176 KHz, 192 KHz )対応

実際の効果は試してみないと分からないがDA-3000のような安価な機器には必須だと感じた。

当然常時通電(元々電源スイッチも付いていないが)で稼働させる。

使うときだけ電源入れれば安定したマスタークロック信号が得られるなんて考えること自体が不自然だろう。

サンプリングレートの切り替えは手動なので面倒だが、合っていなくても音は出る(^^;

同期がとれない場合は内臓のクロックに自動的に切り替わるようだ。

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ART SyncGenの有無による比較試聴はしていない。

比較する相手はあくまでもレコード、CDの再生機器であり今後の使いこなしでどの程度の再生が出来るかが問題だ。

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これで機器の構成が落ち着き、ようやくハイレゾ再生を試せる。


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